オンラインカジノで逮捕→不起訴(無罪)を勝ち取ったスマートライブカジノ事件の詳細

オンラインカジノのプレイヤーが逮捕→不起訴となった事件について

2016年3月にオンラインカジノ「スマートライブカジノ」で遊んでいた3人のプレイヤーが逮捕されるという事件が発生しました。

スマートライブカジノはイギリス企業が運営する合法的なオンラインカジノだっただけに、業界にとって衝撃的な事件となりました。

「日本から海外で合法運営されているオンラインカジノで遊ぶのは違法ではない」という暗黙の了解が崩れることになったからです。

日本人が国内から海外のオンラインカジノで遊ぶのは違法になるのか。。。そんな悲壮感が当時は漂い始めました。

 

なぜスマートライブカジノのプレイヤーが逮捕されたのか?

日本の賭博罪には「必要的共犯」という概念があります。

ギャンブルというのは1人ではできないので、胴元と参加者がいて、いわば共犯となって賭博罪が成立するという考え方です。

しかもメインとなるのは胴元の逮捕です。

これまでオンラインカジノ自体は海外で合法運営されているため、胴元を逮捕することは不可能でした。

そのため、プレイヤー側だけ逮捕するわけにもいきません。

 

では、一体なぜ、スマートライブカジノに限って3人のプレイヤーが逮捕されるに至ったのでしょうか?

その最大の理由がスマートライブカジノの特殊なプレイ環境にあったと考えられています。

スマートライブカジノでは、日本人女性がディーラーを勤めていて、日本語でやり取りすることも可能でした。

さらに、そんな日本人ディーラーが登場するのが日本時間の夕方から深夜にかけてと設定されていたようです。

つまり、明らかに日本人のために特化されたプレイ環境が整備されていたということになります。

 

そのため、警察としても、事実上胴元は日本にいるも同然だ、と見なしやすかったということです。

もちろんスマートライブカジノは海外で合法運営されているため関係者を逮捕することはできません。

しかし、必要的共犯の内の片側、つまりプレイヤー側だけが逮捕されるという事態になってしまったというわけです。

 

スマートライブカジノは後に閉鎖

スマートライブカジノですが、2016年7月29日に閉鎖となりました。

日本だけを対象とした閉鎖ではなく、全世界のプレイヤーが遊べなくなりました。

どうやら創業者が計画倒産を企てたようです。

よくよく考えてみると、日本人向けという特異なプレイ環境を用意していたことも、今となっては不自然に思えます。

短期的にプレイヤーを獲得して、稼いだら倒産する予定だったのかもしれませんね。

イギリス、マルタライセンスといった品質の高いライセンスを持っていただけに衝撃でした。

ライセンスだけではなく、第三者機関による継続的な監視を受けているオンラインカジノをこれからは選ぶようにしたいところです。

 

プレイヤーがSNS、ブログで情報発信していた

ところで、どうして3人のプレイヤーだけ逮捕されたのでしょうか?他にもプレイヤーはいたはずです。

これについてはクレジットカードでスマートライブカジノに入金していたからだ、など憶測もされています。

しかし、当時はネッテラーを使った入金が主流でしたし、それなら他のプレイヤーも逮捕されていたはずです。

1つの有力な仮説として、プレイヤーがオンラインカジノで遊んでいた旨、稼いでいた旨をブログやSNSで発信していたことが決め手となったという情報があります。

しかも、メディアの中で、プレイヤーに紐づくIDまで掲載してしまっていたようです。

公然性を伴ってしまったことで、風紀に対する罪である賭博罪が成立すると考えられてしまった可能性もあります。

警察がスマートライブカジノに見物者として潜入調査し、該当IDのプレイヤーが現れたところを証拠として押さえられてしまったんですね。

 

以上のような経緯で逮捕された3人のプレイヤーでしたが、この内2人は「単純賭博罪」として「略式起訴」となり10-20万円の罰金刑を受け入れました。

そこまで大きな罪ではないためか、自ら罪を認め、裁判まで発展しない「略式起訴」を受け入れたと考えられています。

オンラインカジノで稼いでいたり、たくさんお金を賭ける資金があったのであれば、10-20万の罰金刑で済ませたいと考えるのも自然でしょう。

しかし残りの1人のプレイヤーは略式起訴となることを受け入れず、裁判で争う道を選びました

 

裁判で不起訴(無罪)を勝ち取ることに

結論から申し上げると裁判で不起訴(無罪)を勝ち取り、この裁判結果は一部のオンラインカジノプレイヤーの間では語り草にもなっています。

この裁判でプレイヤーの弁護を行ったのが、自らもプロ雀士である津田岳宏先生です。

裁判の顛末、論点などは津田岳宏先生ご自身がブログの中で記事にしてくださっているので、参考にしてみてください。

不起訴の勝ち取りーオンラインカジノプレイヤーの件

プロの視点ならではの論点が取り上げられていますが、私たちプレイヤーにとって大切なのはこの部分です。

本日時点において,オンラインカジノプレイヤーが対象となった賭博罪被疑事件で争った案件は国内でただひとつであり,そのひとつは,不起訴となった。言うまでもなく,不起訴は不処罰であり,何らの前科はつかない。平たく言うと「おとがめなし」ということだ。

 

※本日時点というのは記事投稿日2017年1月6日を指していますが、2019年9月6日時点でも同じことが言えますね。

この事件によって、海外で合法運営されているオンラインカジノに日本国内からパソコンでアクセスしてプレイしても違法にはならないことが、結果として裏付けされたと言えます。

 

スマートライブカジノ事件から学べること

逮捕されたプレイヤーの内1人が裁判まで持ち込んで不起訴を勝ち取ったことは、オンラインカジノプレイヤーとしては嬉しいニュースでした。

しかし、この結果によって、全ての海外で合法運営されているオンラインカジノで遊ぶのは違法ではない、と結論づけてしまうのは少し安直です。

今回のスマートライブカジノ事件の経緯から学べることは、

  • 日本人ディーラーがいるオンラインカジノでは遊ばない
  • ディーラーと日本語でやり取りできるオンラインカジノでは遊ばない
  • オンラインカジノでのプレイ内容をネットで発信しない

ということです。法整備が整わない限り白寄りの「グレー」となったままのオンラインカジノプレイですが、より安心して遊ぶために上記の基準を取り入れると、より確実でしょう。

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